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HOMEニュース/新着情報2017年10月31日

300t/h BFG焚きボイラ設備の完成

1.はじめに

 このたび、日新製鋼株式会社 呉製鉄所殿納め、新設300t/h BFG焚きボイラ設備を完成した。
 本設備は製鉄所の自家発電設備の更新による、信頼性の向上と電力、蒸気バランスの改善及び、省エネルギー化を図るものである。
 図1にボイラ設備全景、図2にボイラ内の燃焼状況を示す。
 据え付け工事の完成後に行った試運転性能試験により、燃焼性能、ボイラ性能、環境性能いずれも計画性能を十分満足する結果が得られた。
 助燃率はこれまで一般的に10%を採用してきたが、先行機の実機実証試験結果を踏まえて、助燃率4%を計画値とすると共に実運用に反映し、環境負荷及び燃料コストを低減した。
 図3にMIXガスバーナ構造図を示す。

図3 MIXガスバーナ構造図

図3 MIXガスバーナ構造図

図1 ボイラ設備全景

図1 ボイラ設備全景

図2 バーナ燃焼状況

図2 バーナ燃焼状況

2.特徴

(1)多種燃料対応

本ボイラ設備では、主燃料として製鉄所の各プロセス過程で発生する
副生ガス(BFG、LDG)をMIXガスとして用いるが、これらは発熱量が
低く、かつ供給量が変動する。従って、MIXガスの助燃としての都市ガス、
バックアップとしてのA重油を燃焼する。

(2)燃料ガス予熱設備(BFGヒータ)設置

主燃料のBFGは、発熱量がA重油に比べ1/10~1/15程度しかなく、
一方、本燃料を燃焼することにより発生する排ガス量は逆に2倍程度
となる。従って、通常の空気予熱器だけでは排熱を十分に回収するこ
とが難しいことから、燃料(BFG)の加熱に利用することにより、熱回収
を図り、ボイラ設備の高効率化を達成した。

3.設備仕様

主な設備仕様を表1に示す。

表1 設備仕様

ボイラ型式
単胴放射型自然循環式
最大蒸気量
300t/h×10.3MPa(G)×541℃
燃焼
BFG、LDG ※1都市ガス、A重油
ボイラ効率
89.19% (ガス焚き時計画値)
91.907%(ガス焚き時実績値)
通風方式
平衡通風
NOx対応
排ガスミキシング





※1 製鉄所の各プロセス過程により発生する副生ガスであり、
  下記の略である。
   BFG:Blast Furnace Gas
       (高炉ガス)
   LDG:Linz-Donawitz converter Gas
       (転炉ガス)